動画編集ソフトVegas Pro15レビュー:14との違いとは?
Vegasの世界へようこそ
3年の月日を経て13から14になったVegas Pro
そしてSonyからMagixへVegas Proの権利は移った事により
洗練されたノンリニア編集で市場のトップにまた躍り出る事ができた。
今回の15ではさらに大幅改良が進み、2017年11月30日にリリースされた。
Vegasは1999年にオーディオ編集ツールとして世にでました。
少しずつ改良を重ねノンリニア編集の中で頭ひとつ抜けるソフトウェアとなりました。
動画編集機能は2000年に追加され(Version2.0として)毎年Sonyの元でVersion13まで改良が進められました(2013年まで)
Vegas Pro13ではたくさんの問題が起こり、新しくなったWindowsに対応できずにバグが起こったり様々な点が不評で多くの既存ユーザーが離れていきました。同様に新規ユーザーも見捨てられたソフトウェアと感じ魅力を感じられませんでした。
MAGICのおかげで再開発が2016年にスタートしVegas Pro14がリリースされました。
13が抱えていたバグのほとんどは修正され、4Kスケールもサポートしました(ぼく個人も4KのPCに買い換えてVegas pro13が上手く起動しないときは心底がっかりしました) 有名なREDカメラもサポートしましたが、基本的なベースの部分はそこまで変わりませんでした。
MAGIXはVEGAS proの方向性をプロ用動画編集ソフトと位置付け、また多くの人達が使える編集ソフトにしようと考えました。
Vegas Pro 15
Vegas Pro14は事実上は13のマイナーアップデートでしたが、2017年にリリースされた15は確実にアップデート版と言えるでしょう。
Sonyから買収した後に初めて出されるアップデート版です。
UIの改良に加え、パフォーマンスも大幅に改良、新しい機能も搭載されました。
Vegas PRoユーザーにとっては待望の改良されたVegas pro です。
14から15になって何が変わったのか?
1 最適化されたインターフェース
Windows10に最適化されました。
14の見た目(インターフェース)はほとんど13と同じで、悪くはないのですが時代を感じさせていました。
Vegas Pro15は最新のインターフェースで、これまでのどのVegas Proよりもおしゃれでかっこよくなりました。
ただし操作性も上手く継承しているのでこれまでのバージョンと同じような感覚で操作ができるはずです。
UIカラーのオプションがあるので背景を白くしたり黒くしたり自分の作業環境に合わせて色を変える事ができます、小さいですが大きい改良点ともいえるでしょう。様々な部分を自分好みに改良する事ができるようになりました。
2パフォーマンスの向上
1つめに intelのskylakeとkaby lakyプロセッサーによるパフォーマンスの向上。
第8世代intelプロセッサーではクイックシンクビデオテクノロジーを搭載。
nVidiaのGPUにも対応しました。(グラフィックボード)
Intel Core i7-3500Uのノートブックユーザーからは前回に比べてとても速くなったなどのレビューも寄せられています。
動画を書き込む時や読み込む時の速度はソフトによって違うのですが、読み込み速度が遅いと使いものになりません。
書き込みもはやければはやいほうがストレスがないです。完成した動画を見直していると間違いに気づき、また編集しなおすという事も珍しくありません。
また、YoutubeやVimeoに直接投稿する事もできるようになりました。
新しい機能
LUT(ルックアップテーブル)を使った色補正
これまでのVegas Proにはなかった新しい機能の1つです。
またピクチャインピクチャの機能がようやく追加されました。
ビデオプレビューパネルから大きさの変更も可能です
アニメーションコントーロルからアニメーションや効果を簡単に使えるようになりました。
Premiere Proと違いVegas Pro15は買い切り版 という事が大きく感じます。
動画編集を真剣に考えていて、でもAdobeのように月額制度が嫌いな方は購入を考えてみてはいかがでしょうか?